当教室では、いわゆるダシを取って料理に使うのは年に1度程度。クリーム系料理も作りますが、極力生クリームは使わずに仕上げます。家庭料理なので手軽に作ってほしいのです。食材にはそれぞれの旨みや香りがあります。出来る限り食材からうま味や香りを引き出して、そのうま味をダシとするのです。そうすれば余計なものは必要なくなります。
そのため、料理のベースとなるのは、塩、白ワイン、オリーブオイル、そして水です。水は大事なキーワード。水の活かし方が料理を左右します。
料理の要はやっぱり野菜!
肉も魚も豆も乾物も使います。でもやっぱりお料理をおいしくしてくれるのは野菜たち。
野菜は部位によって、味や香りが良い場所、そうではない場所があり、また芯と呼ばれる場所もあります。芯は味や栄養が薄い部位もあります。また皮に近い部分には味・香・栄養が詰まっている場所があります。皮を剥くとこの層も一緒に取れてしまいます。このように一つの野菜も場所によって若干違いがあります。お料理によっては丸ごとつかえない場合もありますが、そういう時は別の料理でも使えます。野菜はできるだけ丸ごと使いたいなと思います。
肉も同じです。たとえば鶏肉。捨てられることが多い皮ですが、皮があるからこそ成り立つ調理法があります。魚も皮があるから身が美味しくなります。食材は捨てるところをできるだけ少なく、全体を使うように心がけています。
油を選んで買っていますか?
油の選び方はご存知ですか?
講師は国際オリーブオイルコンテスト審査員を務めたオリーブオイルエンジョイプランナーです。いろいろな場所で講義などさせて頂いておりますので、教室では油についてよく説明をしております。良質なオイルを使って調理をすると、仕上がったお料理は美味しくなります。後味さっぱりと仕上がり、胃もたれもしにくくなります。
料理は大切な自分のために、そして大切な誰かのために・・・。
お料理と一緒に油についても楽しく学んでください。