オリーブオイルを普段使いできる便利な方法があります。それは、
お味噌汁 + オリーブオイル!
「お味噌汁にアブラを入れるの?」
「オリーブオイルの香りがお味噌の邪魔をすると思うんだけど・・・」
このような声が上がってきますが、ミスマッチに思えるお味噌とオリーブオイル、実はとても馴染みが良いので、お味噌汁にオリーブオイルを入れるととっても美味しいのです。
出来上がったお味噌汁をお椀に注いだ後、お椀に直接オリーブオイルを入れると、オリーブオイルの香りがより力強く出るのでオイルの香りを楽しむ場合にはお勧め!
ですが、「いつものお味噌汁」を楽しみたい方にはちょっとハードルが高いようです。
そうではなく、お味噌汁を作っている最中のお鍋にオリーブオイルを入れると、オリーブオイルを入れない時よりもむしろ舌に馴染んで飲みやすく、美味しいお味噌汁になるのです。
■お味噌汁にオリーブオイルの入れるには
①具材は問いません。お好きな具を使っていつも通りにお味噌汁を作りますが、
お揚げはお好みで入れてください。
②火を消してお味噌を加え、味が決まったらオリーブオイルをお鍋の中に加えます。
オイルの量はお椀4杯分のお味噌汁に大匙1杯程度を。オイルを入れたら軽くかき混ぜます。
③お椀にお味噌汁を注いで出来上がり。
つまり、お揚げの代わりにオリーブオイル、にもなるのです♪
注意:お椀に注いでからオイルを掛けると、オイルの香りが強い場合があります。
オリーブオイルを入れて軽く混ぜると、このように小さなオイルの粒がお鍋に浮いています。
お揚げを入れていないのに、まるでお揚げを入れているかのように、コクのあるお味噌汁になります。
お揚げの代わりにオリーブオイルを入れるだけ。一度試してみてください。
きっと、もう一度やってみたくなると思います。
ダシ取りに使った昆布、これもオリーブオイルで美味しい一品になります。
■ダシ取り昆布のお醤油炒め
①ダシ取りに使った昆布は、長さ5cm、幅5mmほどの厚さに切ります。
大体でいいです、切り方は(笑)
②昆布の量によりますが、オリーブオイルを多めに入れて
小さめの火で昆布をじっくりと炒めます。
③昆布から水分が少し抜けて、しんなりとしてきたら火を止めて
お醤油を回しかけて出来上がり。
ご飯が進むちょっとした一品になります。
ダシ取りした昆布にはまだ栄養も残っています。
捨てずに食べれば立派な食材に。
持っている方はスキレットで炒めるとそのまま食卓に出せるので楽ですよ。
どちらの料理も、良質なエキストラバージンオリーブオイルだからこそ楽しめるお料理です。教室で取り扱いさせて頂いているエキストラバージンオリーブオイルのアルモニアは、発酵食品ととても相性が良く、味噌や醤油、もちろんアンチョビなどと一緒に使うと本当においしいなぁ~と思います。
良質なオイルは、ポリフェノールの構造がしっかりとしているため、とてもサラっとした口当たりです。
良質なオイルは、毎日摂取したい栄養成分を持ち、体の機能をスムーズに行う働きを持つ第六の栄養素を持っています。
質の悪いオイルは、ポリフェノールの構造が壊れ、口当たりもベタっとします。
質の悪いオイルは、オイル自体がすでに酸化しているため体にとって良くない状態になっています。
油は選んで食べましょう。